CloudReadyでChromebook風ノートパソコンを作ってみるよ

以前からChromebookには興味があったのですが、単品でOSをダウンロードできるわけではないのでなんかちょっと手が出しづらい感じがあったのですが、オープンソース版のChromiumOSがあるようなので、そっちはどうかなと思ったのですがどうも自分でビルドしないといけないので意外と敷居が高そう。

ということで、何か良いのがないかなぁと思っていたら、CloudReadyというChromiumOSベースのものがあって、neverwareという会社が企業・教育機関向けライセンスは有料ですが、個人向けには無料版が用意されているということで、今回そちらを試してみることにしました。

neverwareという会社は全然聞いたことがなくてちょっと心配でしたが、about usのページを見るとOur Investorsのところにgoogleの名前がありましたので問題ないかなと。

ちなみに仮想マシンだとVMWareなら非公式ながらイメージファイルがありますが、今回は実機にインストールしてみます。

CloudReady 用意するもの

USBメモリ 8GB以上のもの ・インストーラを作るためにPC実機(PC,Macどっちでも可) ・インストールするPCまたはMac

これでまずインストーラーを収めたUSBメモリを作ります。

(1)neverware公式サイトの無料ダウンロードページから、インストーラーをダウンロードします。

WindowsMac/Chromebookインストーラーが違いますので、環境に応じてダウンロードします。

(2)インストーラーを起動して、USBメモリにファイルを書き込みます。 この間20分ほどかかるので、気長に待ちましょう。

(3)インストーラーが出来たら、インストールするPCにUSBメモリを挿し、BIOS画面でUSBメモリから起動するように設定を変更します。 BIOS画面の入り方と、起動デバイスの設定変更の仕方は各自で調べてください。

BIOS画面に入らなくても、F12キー(あるいはその他のキー)で起動デバイス変更が出来たりすると思います。

(4)USBメモリから起動してすぐにGoogleアカウントでログインする画面が表示されますので、持ってるGoogleアカウントでログインします。この時、使用言語とキーボード配列の設定をどちらも日本語にしておくと良いです。

(5)Googleアカウントでログインすると見慣れないデスクトップ画面が表示されると思います。Google Chromeの色違いのアイコンがシェルフにあるだけのシンプルさですが、色が違うのはオープンソース版のChromiumだからです。

この時点ではまだインストールされておらず、いわゆるLinuxのライブCD状態です。とりあえず画面表示、有線・無線それぞれでネットに接続できるかどうか、音は聞こえるかどうかなど確認すると良いと思います。

(6)CloudReadyをインストールする場合は、画面右下の時間が表示されているあたりをクリックすると「Install OS」という項目があるのでそこからインストールしていきます。もちろんですがCloudReadyを実機のHDD(SSD)にインストールする際、HDD(SSD)内のデータは消えてしまいますので、改めて言うまでもないかもしれませんがご注意を。

私は新しいSSDに換装してそこにインストールしました。ChromeOS自体はあまり容量を必要としないので、もし新たに調達するとしても64GBとか120GBくらいのSSDで十分だと思います。ハードディスクも一番容量少ない奴で良いと思います。

(7)インストールが終わったら再起動(場合によってはシャットダウンになります)。 これでまたGoogleアカウントのログイン画面、使用言語の選択になればきちんとインストールが出来ています。

ということで、そんなに難しい作業はなくCloudReadyはインストールできます。

スペックが高くなくても十分動きますので、古いPCにインストールしてもそれなりに使えるんじゃないかと思います。

ちなみに私の場合 ・CPU Core i3-4005U ・メモリ 8GB ・SSD 120GB

というスペックのノートパソコンにインストールしてみました。Windows 10を直前まで使ってましたが、SSDを交換してCloudReadyをインストールしたのですが結構快適です。電源OFFからログイン画面が表示されるまで10秒くらいですかね?速いです。

また、それとは別に古いMacもあるので折を見てそっちにもCloudReadyをインストールしてみようと思います。

ネットを見る、YouTubeの動画を見るくらいなら十分役立つと思いますよ。