解約金1,000円ってどうなんでしょうね・・・。

現在携帯電話会社と利用契約すると、2年縛り、3年縛り、光回線などのその他サービス利用も絡めた縛りなどが存在しますが、携帯電話に関してこのところ「解約金1,000円(上限)」という話題が出てきています。

これ、1,000円という数字だけ見れば、違約金としては高い金額ではないから、気軽に他社への乗り換えを促進する効果として大きなものになると思うのですが、このまま進むんですかねぇ。

競争という点では契約年数で縛り、途中解約には違約金と言う名のペナルティを課すことで他社へ乗り換えをさせないようにするのは施策としてはありなのかなと思いますけど、一方で長期利用者に対する優遇措置って何でしたっけという風にされてしまってるのはどうなんだろうと思うわけです。

もはや長期利用者というのは、本来の意味で言う5年、10年、それ以上利用している人ではなくて、自分で2年、3年、4年と、希望年数契約で縛られることを受け入れた人みたいな感じでしか思われてないフシがあります。

個人的にはみんなすぐ、気軽に携帯電話会社を乗り換える前提で世の中進んでる雰囲気にちょっと違和感を感じますし、実際そんなに頻繁にあちこち乗り換えて回る人が果たしてどの程度いるのか疑問に思うところもあります。

そして、長期利用者に「ちゃんとメリットがありますよ」ってアピールがもっとあれば(引き止めポイント付与以外で)、乗り換えを思いとどまるケースもあると思うので、競争という点ではそっちのアピールをしっかりやってもらいたいと思います。

ついでに最初の1年だけ安くて、2年以降は値上がりするとか、契約人数を多くしないといけなかったり、光回線なども絡めないとちっとも安くならないインチキ臭いシステムもどうにかしてもらいたい。

まぁ、携帯電話会社もおそらく黙っちゃいないだろうから、「解約金は確かに1,000円ですが、その他にかかる手数料として・・」と何だか意味不明な手数料をでっち上げて、積み上げていくことで結局今の違約金とあまり変わらないくらいの水準になりそうな気がしないでもないです。

それも各社示し合わせたかのように横並びで。

結局はメニューは一見変わったように見えても、実はほとんど変わらなかったじゃんという結末になるかもしれませんね。